Q&A
- ハチュ質問&回答まとめ -
YouTube comment Q&A
YouTubeで毎日のようにコメントをいただいてます
中には真剣に爬虫類飼育を検討されていて、
質問をくださったりします
逐一なるべく全てのコメントに回答しているのですが、
同じ質問に回答しなければならないこともあり、
長文回答などは特に時間が割かれます
本来は質問する前に過去コメントを確認してほしいのですが、YouTubeの特性上、全コメント確認するのもなかなか大変です
ここで、今までの質問回答集をまとめることで、
質問する前に解決できることもあればいいな…
コメントで質問することは全然構わないのですが、
先にこちらで同じ質問がないか確認してもらえると嬉しいです
またYouTube関係なくここに辿り着いた爬虫類初心者の方に、少しでも役立てば幸いです
※注意※ ここでの回答は、あくまでハチュクリ個人の飼育経験からのいち見解であり、たまたまうちの個体にあてはまっただけかもしれませんし、すべて正しいとは限りません。何をどの程度参考にするかは、ご自分でしっかりご判断ください。TouTubeコメント含めこのQ&Aは善意のアドバイスでしかなく、一切の責任を持てません
Director:
ハチュクリ
Q1.レオパの飼育で大変なことは何ですか?
Q&A
A1.
標準的なペットの飼育と比較した場合、生き餌問題以外は特にありません
生き餌問題とは、生きた虫を与えなければならないというハードル、レオパの管理よりコオロギのお世話の方が大変だというと、レオパは無臭でもコオロギが臭うこと、などです。生き餌を解決できた場合は、ほぼ何もないということになります。それほど初心者向けで難しくない、ペットとして優秀な爬虫類です
それでもしいてあげるとすれば、
1, アダルトに比べてベビーは毎日こまめにお世話が必要な事(霧吹き・給餌・掃除)
2, 温度が低いと拒食を起こすこと
以上です
A2.
最近ではかなり多くのペットショップで扱っています。爬虫類を置いているペットショップであれば、レオパは定番で初心者向けなので必ずいると思います
ただ、欲しいモルフ(柄)を探そうと思うと近所のペットッショップにはなかなかいません(爬虫類イベントに出向くか、遠くのショップまで買いに行く)。また、欲しいモルフによっては、生体の値段が何倍にも跳ね上がります
定番のモルフは3000〜5000円くらいですが、
人気のものだと15000〜30000円くらい、
レアなものだと10万以上するものもあります
Q2.レオパを飼育したいのですが、ペットショップに売っていますか?値段はどのくらいですか?
......まだまだ地道に追加中です!
レオパの基本!
簡単なまとめ!
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英名:Leopard Gecko (レオパードゲッコー)
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愛称:↑を略して【レオパ】
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体長20〜25cm
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寿命10年以上 (最高記録は飼育下で、メス22年、オス29年)
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適温:25〜35度(便秘時30度以上)/湿度40〜50%(脱皮時70〜80%)
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省スペースなケージ(虫カゴ等)で飼育可能(高さ不要)
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お腹を温められるようにパネルヒーターは必要だが、夜行性のため紫外線ライトやホットスポットライトは必要ない
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半乾燥地帯の地表性ヤモリ
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食生:肉食性で、昆虫や節足動物や小型哺乳類を食し、植物は食べない
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餌:コオロギ、ミルワーム、デュビア、ハニーワーム、シルクワーム、ピンクマウス…etc/生き餌だけでなく冷凍にも餌付く個体が多い
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爬虫類の中で最も初心者向けで世界中に人工繁殖(CB)で普及している、動きもゆるやかでハンドリング可能な、大変ペット向きな爬虫類
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爬虫類>有鱗目>トカゲ亜目>ヤモリ科>>トカゲモドキ亜科
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トカゲの中のヤモリであり、トカゲでもヤモリでもあるが、日本ではトカゲとヤモリを明確に呼び分けるため、日本人に何かと聞かれればヤモリと答える
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細かく分ければトカゲモドキというグループに属す。トカゲモドキとは、トカゲのような特徴を持ったヤモリのことである
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ヤモリとトカゲモドキを比較した特徴として、トカゲモドキには瞼があるため目を閉じて眠り、指先に趾下薄板がないので壁などに貼りつくことはできないが、トカゲのような爪があり爪を引っ掛けて少しだけ登ることはできる(しかし立体活動は得意ではないため、むやみに登って降りれなくなってしまったり落下の危険があるため、登らせない方が良い)。爪に引っ掛ける(引っ掛かる)だけで、物を掴むことはできない
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ヒョウモントカゲモドキとは、体の模様がヒョウ柄(豹紋)のようであるためその名がつけられている
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現在はワイルド個体(WC)を目にすることはほとんどなく、売っているレオパの全ては誰かがブリードした繁殖個体(CB)であり、ブリーダーの手によって色々な色や柄のモルフ(品種)が作出されており、"豹紋"とはかけ離れた印象の個体も多い。またそのモルフは現在では100種以上あるといわれており、全て把握するのはなかなか難しく、安いもので3000円程〜あるのに対し、作出されたばかりの珍しいモルフだと10万円以上する高額なものまで存在する。価格は定番化したものを除き、需要・供給量と共に常に変動していく
- オス1頭:メス数頭でハーレムを形成し繁殖する。性成熟したオス同士は激しく闘争するため、基本的に単独飼育が鉄則である
- メスの匂いを嗅いで発情するとオスは尻尾をバイブレーションのように小刻みに震わせ、メスの首筋を噛んで固定し交尾を行う
- メスが交尾を受け入れない場合は、クーリングを行うことで成功の確率が上がることがある
- 繁殖:卵生、2個ずつ1〜5回程卵を産み、TSD(温度依存性決定)により〜29度〜32度〜/湿度80%〜の保管にて、40〜60日で孵化
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生息地:野生ではインド北西部、パキスタン・アフガニスタン南東部の荒野や平原、砂礫地帯など乾燥・半乾燥した地域に住んでいるが、日中は岩穴や土の中、倒木の下など比較的湿度があり暗い場所に隠れている
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夜行性で、日中は特になるべく住処から動かずじっとしている。寝ていても完全に熟睡するようなことはなく、夜行性の動物らしく常に警戒した状態で、ちょっとした物音などに反応して覚醒する
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夜行性でも夜になっても大きく活動量が上がることはなく、なるべくエネルギーの消費を抑えるために、獲物を狩りに行くというよりは狭い行動範囲内にて待ち伏せして楽に獲物をとると考えられる
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暗く狭いところを好み、体が何かに接触した状態でじっとしていることで落ち着き、狭所にてストレスを感じるタイプではない
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尻尾はまず1番に栄養を蓄える場所であり、尻尾の太さで健康状態がわかる。また、尻尾に栄養が満タンの場合に、2番目に栄養を蓄えるのは脇下スポットであり、脇に水泡のような膨らみができた個体は、多少肥満気味とも言える。栄養を蓄えたアダルトの個体なら、水さえあれば数ヶ月は何も食べずに生存できる
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他のヤモリやトカゲのように自切し、再生尾が生えてくるが、その見た目は元々とはかなり印象が変わったもので、節やシワがなくのっぺりと膨らんだように生えてくるため、再生尾である個体は誰にでもすぐ判別がつくほどわかりやすい
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獲物を狙う時、威嚇時には尾を持ち上げ左右にゆらゆら揺らす
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脱皮は体丸ごと分、一度に皮が剥ける。鼻先をこすって破き頭から剥き始め、皮を自身で食べながら引っ張り、尻尾の先まで数十分〜数時間以内に完了する
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糞は決まった場所にする習性がある。糞は1〜2cm程の黒い塊で、尿は基本的に同じく白い塊のものを排泄するが、透明の液体状のもの(尿素)もたまに排泄する
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尿素はいつでも排泄できるように溜めておく習性があるようで、人間に触られて嫌がった時や天敵などに対して、逃げるために不意打ちのように尿素を引っ掛けてくることがある
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病気/トラブル:脱皮不全、拒食、偏食、くる病、寄生虫(クリプトスポリジウム等)、エニグマの先天性神経障害
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気をつけること:サルモネラ菌のズーノーシス(人畜共通感染症)、脱走
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幼体で5日、成体で2週間食べない場合は拒食と判断されるが、まれにこれ以上空けた感覚でしか餌を食べない、省エネ個体がいる。たいていそういう個体は、食べていなくてもほとんど尻尾が痩せてこないうえに、食べたいタイミングが来た時はバクバク食べるので拒食ではない。それをわからずに無理に強制給餌しようものなら、嫌がって本当に拒食になってしまう可能性があるため注意したい
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人に触られることを大して気にしない人馴れしやすい個体と、いつまで経っても触られるのを嫌がる人馴れしにくい個体がおり、人間と同じように個々に性格は違い個体差は千差万別である
[ヒョウモントカゲモドキ]